買わない消費とか 2011.10.21
僕が子供だった頃の東京下町には銭湯が沢山あった。
(写真は最近撮ったもの)
家に風呂が無いのが珍しくない時代。
僕の家にはたまたまあったけれど、友達といっしょに入りたくてよく親に頼んで小銭をもらって行っていた。
たしか子供15円だったかな。
銭湯の家の子たちは同じ小学校で、魚屋、肉屋、酒屋、米屋、文房具屋、お菓子屋、豆腐屋、鰌(どじょう)屋、おもちゃ屋、駄菓子屋(もんじゃコーナー付)、氷屋、床屋、そろばん塾、習字塾、なんかもそうで、場所柄か置屋なんかもあって、運河に浮かぶ船に住んでる(狭いが居住空間あり)やつもいた。
まさに高度成長期だから、みんな物を沢山買って沢山使って沢山捨てて、また買って。
風呂じゃないけどその頃の普通の家庭には、無い物が沢山あった。
なかなか感じない(できない)けれど、世の中は時代が必要とする方向へ進んで行くそうだ。
最近「買わない消費」というタイトルを見たが、それも時代が望んでるのだろうか。